森羅万象から学ぶ人生羅針まずは「責任は私がとると言う」
2024.03.24
森羅万象から学ぶ人生羅針まずは「責任は私がとると言う」
以前、内閣総理大臣であった田中角栄氏が、1962年の第2次池田内閣蔵相(当時)就任演説の一部である「できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこのワシが負う。以上」と挨拶し、一瞬で大蔵官僚(当時)の心を掴んだことをご案内しました。
やはり「責任はとるから思いっきりやってみろ」と言えなければ企業トップの資格はありません。適切な立場の部下に仕事を任せた以上、その結果責任をとる覚悟がなければダメなのです。
また、感謝の気持ちを示さない企業トップも問題です。「仕事は出来て当たり前」ではありません。できる社員ほどいとも簡単にやってのけたふりをしているだけなのです。
私は子供のころのプロ野球巨人軍の選手で言えば、ショートの広岡達朗選手などは、どう考えても難しいとされる捕球を、いかにも簡単そうに処理して併殺していました。有能な社員ほど難しい仕事を簡単にやっているように見せるものなのです。
そんな社員の成果に対して、必ず感謝の言葉と正当な評価を与えましょう。それはどんな仕事にもそれなりの苦労がついてまわっているからです。それにいち早く気付き、「ありがとう。よくやってくれた」と言い適切に評価を与えなければ、企業トップどころか人の上に立つ資格はありません。
まずは「責任はとるから思いっきりやってみろ」と堂々と言いましょう。部下がその言葉に発奮して成果を上げれば「ありがとう。よくやってくれた」と率直に感謝し評価すれば人の心は掴めます。難しいことではありません。今すぐにやってください。
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