森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現代の日本に生まれたことを感謝」
2024.04.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「現代の日本に生まれたことを感謝」
フランスの哲学者シモーヌ・ド・ボーヴォワールは「人間は誰もが考えている。インテリだけがそれを自慢しているのだ」と述べています。
もちろんすべてのインテリが、持てる知性を自慢げに披露しているわけではありませんが、「人間は誰もが考えている」は事実であり、昔はそれを発現させる機会がなかっただけなのです。
現在は義務教育のおかげで、難しい漢字はともかく識字率は100%で、四則計算もスピードの個人差はあるものの全国民ができるのです。ところが昔は日本に限らず、学問を修めることができたのはごく一部の階層だけでした。
しかしもし、農民をはじめすべての人が「読み書きそろばん」に触れていたとすると、その中からアインシュタインやレオナルド・ダ・ヴィンチに匹敵する優れた天才が現れたかもしれないのです。現に今でも、ごく普通の人の話を聞いて、「この人は凄い!」と感じることがよくあります。
つまり世界中の人が横一線に並んで、よーいドン!と勉強を始めていたとすると、埋もれていた天才が何人も現れる可能性が高いと言えましょう。
しかしそれでも、現代のアフリカの紛争地域などでは、未だに満足に学校にも行けない子供がたくさんいます。戦争や紛争のせいで、彼らの可能性が奪われているのです。
それを考えれば、現代の日本に生まれたことを感謝しなければなりません。もし違う時代の違う地域で生まれていたとしたら、文字も読めず足し算引き算も満足に出来なかったかもしれないからです。
そう思ったら、「人間は誰もが考えている」のですから、今すぐ更なる自分磨きの勉強をしてください。その大きなチャンスに感謝し生かさない手はないからです。
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