森羅万象から学ぶ人生羅針盤「お互いの現在を尊重する」
2024.05.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「お互いの現在を尊重する」
私を含め、多くの人はいわゆる「歴史上の偉人」ではありません。そのため、私のことを知っている人がすべてこの世からいなくなれば、私が存在していたことを客観的に証明できる材料がなくなり、完全に消え去るのです。
織田信長やナポレオンのことを誰もが知っているのは、そうした人に関する様々な史実を、文献その他で語り継いできたからです。しかし多くの人には、そんな機会は訪れませんし、歴史に名を残す偉業も達成できなくて当たり前です。
ならば、お互いの現在を尊重しあうことは大いに意義があります。何かしらの社会的使命を果たそうと仕事に従事しているので、その功績は少なくとも現在では大いに認められてしかるべきです。
「あなたはすごいですね。○○をお造りになったのですね」「あなたこそすごいじゃないですか。□□という法律の草案をお書きになったと伺っています」などと尊重しあうことで、適切なコミュニケーションが図られ、社会が順調に回っていくのです。
しかしここでちょっとした工夫が必要です。お互いの現在を尊重しあうためには、9:1ぐらいの割合で相手に話をさせてください。人間は多かれ少なかれ自分の話が大好きですが、それを認めることで、「ならばこちらにもあなたの話をお聞かせください」となるからです。
歴史に名を残すような偉業のために、現在のすべての人間関係を犠牲にして物事に打ち込もうとするのも結構ですが、もし自分が凡人であると自覚しているならば、現在に生きる人間であることを理解し、共に今を生きる他人を尊重することを忘れないでください。
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