森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切な人材に仕事を切り離す」
2024.07.29
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切な人材に仕事を切り離す」
躍進でも、今後業務は拡大化、多角化していくことは間違いないでしょう。これを踏まえて、人材育成のポイントを、今回と次回の2回に分けてご説明したいと思います。
まず前半は「仕事の切り離し」です。事業が拡大すれば、それに正比例して企業トップの仕事も増えていきます。それには現在携わっている仕事の中から、仕事の切り離しを行わなければならないのです。
しかしその際、切り離した仕事の受け皿となれる人材が育っていないのでは話になりません。そうでなければ企業トップが抱えている仕事は増える一方で、時間を待たずしてキャパオーバーになり、それが原因して必ずミスが生じます。しかし企業トップにミスは許されないのです。
そのためには、次世代のトップに当たる人物を見つけ、それを育て上げることを目的に、「この内容の仕事だったら○○君に任せられる」と思ったら即任せましょう。
つまり、少し厳しい仕事から与えて、徐々に難易度を上げ、次世代の企業トップを育成するのです。切り離す仕事の難易度は企業トップが正確に見極めなければなりません。能力的に不可能な仕事を、修業名目で無理やりさせてもその社員を潰してしまうだけです。
次世代のトップに当たる人物のキャパシティと、普段担当している仕事の難易度の差は、約1.3倍がベストです。そうして適切な人材に成長したら、仕事を完全に切り離し任せてあげてください。
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