森羅万象から学ぶ人生羅針盤「優しい人には人が集まる」
2024.08.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「優しい人には人が集まる」
古代ギリシャの哲学者プラトンの言葉に、「優しくなりなさい。あなたの出会う人々は皆、困難な戦いに挑んでいるのだから」があります。つまり、みんな何らかの苦労や困難を抱えて生きているのだから、その気持ちに寄り添ってこそ一人前の人間になれるというのです。
世の中には、自分1人だけが辛い思いをしていると勘違いしている人が多すぎます。ビジネスシーンでも「ああ忙しい!」を連発している人だけが忙しいのではなく、忙しくても忙しくないふりをして、困難な仕事をいかにも簡単そうにやってのける人がいます。
そういう人の影の努力を評価して「これは結構難しい仕事ですよね。いかにも簡単そうになさっていますけど、そうなるまでの努力に敬意を表します。何かお手伝いできることがあれば遠慮なく仰ってください」というだけでも大いなる優しさの表れです。
豊臣秀吉の家来の戦国大名の中でも、ひときわ寧々様(北政所=きたのまんどころ)に心酔していたのは加藤清正でした。子供のころから秀吉の家来となり、下働きをさせられていました。先輩から受けるパワハラ、モラハラが当たり前だった時代でした。そんな下働きの子供たちの苦労を知り、寧々様は清正をはじめ、皆に常に優しく接し、饅頭やおはぎなどを作って食べさせていたのです。
元服後も清正を幼名の虎之助、福島正則を市松と呼んでおり、これが母のような優しさにも映ったのです。こういう気遣いが出来る優しい人には、間違いなく人が集まることを肝に銘じておきましょう。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「例を挙げ脳に刻み込む」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「潜在意識に構成力を持たせる」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「原典を読んで自分の頭で考える」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「奉仕して社会原理を学ぶ」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「明日でいいやは命取り」