森羅万象から学ぶ人生羅針盤【多くの「人」が歩いてこそ意味ある道になる】
2024.09.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤【多くの「人」が歩いてこそ意味ある道になる】
中国の作家・魯迅(ろじん)は、「もともと地上に道はない。歩く人が多くなればそれが道となるのだ」と述べています。ではなぜ多くの人が歩くのでしょうか。それは得られる成果に大きな魅力があるからにほかなりません。
ちなみに、街道とよばれる道筋のゴールは大きな町で、そこにはたくさんの魅力が溢れています。それは商売の元になるだけでなく、文化の交流も含めて人が求めるものがたくさんあるからです。
道路という「道」だけでなく、剣道、華道、茶道などに用いられる「道」も、多くの人がそこから得たいものを求めて修業する道なのです。
しかし、魯迅の言葉に1つだけ付け加えるとしたら、人が歩く道以外に、いわゆる「けもの道」があるということです。自然界にある「けもの道」は、文字通り“動物専用道路”です。人間に見つからないように、動物たちしか歩いた痕跡がないもので、人間でもその山の持ち主や狩人以外の人が利用することはありません。
そして「けもの道」は、人の道から外れているという意味に使われることが圧倒的に多いのです。その好例が、松本清張の長編小説『けものみち』です。文字通り、人の道を外れ、「けもの道」に迷い込み、戦後日本の権力構造を垣間見た者たちの運命の変転を描いた社会派サスペンス小説です(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。
自分を真っ当な人であると認識するならば、決して人の道ではない「けもの道」を歩んではいけません。道とは、多くの「人」が歩いてこそ意味ある道になることを強く認識してください。
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