森羅万象から学ぶ人生羅針盤「教訓とは自分が進んで見つけ出すもの」
2024.09.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「教訓とは自分が進んで見つけ出すもの」
『不思議の国のアリス』の作者として知られているイギリスの作家ルイス・キャロルの、「教訓はどこにでも転がっている。あなたが見つけようとさえすれば」という言葉に触れるたび、この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』のコンセプトと同じ考えの先哲がいると心強く思う次第です。
同様に、作家・吉川英治氏の「我以外皆我が師(われいがいみなわがし)」の「以外」に当たるものは、必ずしも人間だけとは限りません。
例えば、散歩の途中でアスファルトの割れ目に生えている雑草が、きれいな色の花を咲かせているのを見るたびに、どんなに厳しい環境でも成果を上げられるものだと思うのです。
大事なのは、見つけようとする心です。川の下流にある石も、なぜ小さく滑らかな形をしているのだと思うことで、「ここまでたどり着くのに、相当な軋轢を乗り越え、文字通り身の縮む思いをして、小さいながらも美しい姿になれたのだ。人間も同様に、身を削る努力・苦労によって磨かれるのだ」と気付きます。
さらに、クルマが通っていないことを確認した上で、信号無視して横断歩道を渡った時、小さな子供に「赤信号だから渡っちゃいけないんだよ」と注意されたらどうでしょう。いい大人が子供の前で恥かしいことをしたと思うと同時に、いつも誰かに見られていることを最認識するはずです。
そして最後に、「ごめんなさい。おじさん(おばさん)が間違っていました。注意してくれてありがとう」と子供に礼を言うことで、へりくだる勇気も学ぶことができます。改めて教訓とは自分が進んで見つけ出すものであることを最認識しましょう。
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