森羅万象から学ぶ人生羅針盤「鉄板の僅差が破れない」
2024.10.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「鉄板の僅差が破れない」
作家の芥川龍之介は、「天才とはわずかに我々と一歩を隔てたもののことである」と述べています。これは様々な世界で言われていることですが、その僅差が鉄板のように硬く破れないのです。
よく使われる例えとして、受験の合否の結果があります。成績順に書き並べた紙を受験生に渡し、その中には不合格者も含まれています。しかし教師は、「このように紙に順位を書くと、合格者と不合格者の実力の差は相当にあるように思われますが、実際はこの紙の厚さ程度しかないのです」と説明しています。
確かにそうかもしれません。特にアスリートや囲碁将棋のトッププロなどは、それほど大きな実力差はないのですが、その僅差が破れないだけなのです。それを連続して破り続けることができる一握りの人間を天才と呼ぶのでしょう。
私は将棋のことは詳しく知りませんが、藤井聡太7冠と他のトッププロの差は僅差であるように思います。しかし藤井7冠は、その僅差を絶対に破らせてくれないのです。
ではなぜその僅差が鉄板のように破られないほど堅固なのでしょうか。それは言うまでもなく、人一倍の努力の積み重ねに他なりません。以前、「天才は、元々才能に恵まれているだけでなく、誰よりも努力している。だから結果を残せる」というお話をしました。
これに対して一番ダメなのは、「自分はやればできるけど努力するのが苦手なんだ」と真顔で言い訳することです。それでは鉄板の僅差を破ることなど夢のまた夢であることを強く認識してください。
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