森羅万象から学ぶ人生羅針盤「向こう傷を誇りに思う」
2024.11.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「向こう傷を誇りに思う」
向こう傷とは、からだの前面に負った傷です。それに対して背面に負った傷は後ろ傷と呼ばれます。向こう傷は一切に逃げないで攻撃したために負ったものであることに対し、後ろ傷は戦いを放棄し逃げようとしたときにつけられた不名誉の証拠です。
企業トップ自ら、「これは戦いになる。返り血を浴びても向こう傷を負っても絶対に逃げない」と宣言・行動すれは、間違いなく部下は付いて行きます。
ちなみに、侠客・清水の次郎長の子分であった森の石松は、焔魔堂(えんまどう)のだまし討ちで殺された時、43カ所斬られるのですが、みんな向こう傷で逃げ傷は1つもなかったのです。
これは、たとえ命が危険にさらされるようなことになっても、まったく動じない姿勢の表れでもあります。そして本気で相手と差し違える覚悟を持っているからこそ逃げ傷がないのです。
もちろん、企業トップが簡単に命を捨てるような軽々しいことをしては、、部下もついて来なくなってしまうでしょう。
しかし会社が正念場を迎えた時、正面切って戦う姿勢を見せなければ、企業トップの資格はありません。正念場ではなりふり構わず、あくまで良い意味で手段を選ばないことです。
そして、その向こう傷は勲章です。恐れるどころか誇りに思いましょう。例えば裁判で勝訴的和解をした時など、それなりの和解金を支払うことになりますが、それも向こう傷の勲章です。誇りに思いどんどん突き進んでください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「部下を育てる上司の重要性」