森羅万象から学ぶ人生羅針盤「配偶者や友人との関係性に注目する」
2024.11.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「配偶者や友人との関係性に注目する」
私の会社・躍進の経営理念の1つである基本哲学精神「躍進5原則」は、自分をとりまく家族、社員仲間、お客様、協力業者、仕入先の幸福を願うビジネス精神です。
そして家族の中でも、配偶者との関係に注目しなければなりません。これに関連して、松下幸之助氏の逸話をご紹介しましょう。二股ソケットを開発した幸之助氏は、大阪の電器店に飛び込み営業をかけていました。小さな商品なので、訪問する対象も中小零細店ばかりでした。当然、奥様もお店に出て接客しています。
そして、夫婦の会話などを観察し、仲が良いか悪いかを言葉尻から判断していたのです。あまり夫婦仲が良くない店は決して長続きしないので、取引先から除外していたと言います。
しかし、夫婦仲が良いのは見ていて気持ちが良いものです。特に愛嬌のある奥様だと小売店は繁盛しますので、そういう観察眼を身につけてビジネスを1つひとつ成功に導いていったのです。
さらに友人関係についても述べれば、50歳を過ぎているにも拘らず、仕事とまったく関係の無い友人が1人もいないようでは、人間的な魅力に欠けるので、若いうちに自分を磨いて、積極的に友達を作るようにしてください。
60歳をすぎてからでは、友達はなかなかできるものではありません。なぜなら年齢のせいで頑固になり、確固たる自我が確立し、他人に合わせる気持ちも薄くなっているからです。
前述の「躍進5原則」に友人の幸せを加え、配偶者や友人との関係性に注目することはビジネスの要諦の1つであることを忘れないでください。
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