森羅万象から学ぶ人生羅針盤「冷静な気持ちで死を待つ」
2024.11.14
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「冷静な気持ちで死を待つ」
古代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスは、「死を“自然な動き”として捉え、静かにこれを待つことが、人間に相応しい態度である」と述べています。要するに、どんな人間も必ず死を迎えるのであるから、死ぬことを冷静な気持ちで待つことこそ人間としてのあるべき姿であると言っているのです。
多くの人は、自分だけは天寿を全うすると思っているようですが、このブログを読んだ後、外出先で交通事故に遭遇し、不慮の事故で死んでしまう可能性も大いにあります。
逆に私のように、大病(2012年11月に脳内出血、2014年12月に肝臓癌)を克服し、後遺症が残ったものの、日常を過ごしている人もいます。だから、死は必ず迎えるだけでなく、いつ訪れるか分からないことを“自然な動き”として捉えなければならないのです。
それにも拘らず、アウレリウスは死に対して無関心な人や、自分だけは絶対に死なないと思っている人、死ぬこと自体がくだらないなどと言う人がいることを不自然であると指摘しているのです。
要するに死を認めたくないのでしょう。作家で尼僧の瀬戸内寂聴氏が講和の聴講者に対し、「自分だけは絶対に死なないと本気で思っている人、手を挙げて」と声掛けしたら、女性が1人だけ挙手したそうです。瀬戸内氏は、「あなた、どうかしているわよ」と、笑いながらたしなめていたそうです。
冷静な気持ちで死を待てば、生かせてもらっていることに感謝し、日々全力投球できるはずです。私も実践しています。やってみてください!
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