森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ほどほどこそ最高の幸福」
2024.11.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ほどほどこそ最高の幸福」
以前、「『ほどほど』を受け入れる」をテーマにお話をしました。それを受けてイギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの、「ほどほどでいるということは、決して中くらいの幸せなどではない」という言葉をご案内いたします。
あまりにも貧しくて、病気になっても薬も買えないどころか、日々の食べ物すらない生活は不幸に決まっています。しかし、お金があれば必ずしも幸せとは言えません。その大金が原因とされるお金に関係のない悩みに翻弄され、身を亡ぼすのです。
良く聞く話ですが、宝くじで当たって億万長者になった人のほとんどが、不幸な末路をたどっているという不思議な現実があるのです。一番多いのが、他人のやっかみです。妬ましく思った人がどんどん離れていき、真の孤独に陥るのです。
さらに、大金を横取りしようとしてうまい話を持ち掛ける詐欺師まがいの人が現れ、胡散臭いとわかっているのに欲をかいて話に乗り、結局大損させられるのでしょう。
多くの先人先哲は、「平凡こそ最大の幸せ」と述べています。よく考えれば、人間は何もかもが平凡な人など存在せず、何かしら非凡な部分を持っているものです。それが特技であり個性なのでしょう。
しかしすべての面において、「可もなく不可もなく」を実践できていれば、欲をかくという発想が生まれてこないものです。大きな幸運に恵まれない代わりに、家族全員大病をすることなく、健康で明るい家庭であることはむしろ極めて希少性の高い幸福です。
人間の欲望には際限がありません。ほどほどこそ最高の幸福と考えるのは、決して悪い生き方ではないと思いますがいかがでしょうか。
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