森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天地人は同等に重要」
2024.12.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「天地人は同等に重要」
孟子の有名な言葉に「天の時は地の利に如(し)かず、地の利は人の和に如かず」があります。ベストタイミングが訪れていても地理的条件の有利さには敵いません。しかしいくら地の利が良くても人の心が1つなっていなければダメだという意味です。
しかし私は天の時、地の利、人の和の3つとも同等に大事だと思います。そもそもビジネスにおいて、人の心が1つになっていることは当たり前の条件であって、他の要素と優劣を議論すること自体無意味です。
例えばベストタイミングの有効性ですが、いくら優秀な社員を揃えても、活躍させる時期を間違えては無駄骨を折らせることになります。そんなベストタイミングは、例えばお客様のニーズを確認できた瞬間と、ライバル会社のコンディションが悪化している時などです。
このタイミングを利用して一気呵成(いっきかせい)に攻め込めば必ず成果を得られます。ナポレオンのように、ロシアの“冬将軍”に負けるようなことが無いようにしなければなりません。
そして、地の利ですが、躍進のような労働集約型の企業は、移動や材料輸送などを考慮し、できるだけ拠点を分散化し、現場に少しでも近い状態を維持しておくべきでしょう。もちろんコストとの兼ね合いもありますが、リモートワークで出来る仕事ではないので、近場の拠点は必要不可欠です。
同時に、人員も小回りが利くように拠点に配備しましょう。小回りの利かない中小企業は何の魅力もなく、簡単に大企業に市場を奪われることになります。
このように、天地人は同等に重要であることを肝に銘じてください。
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