森羅万象から学ぶ人生羅針盤「企業トップと社員との良好な関係性」
2024.12.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「企業トップと社員との良好な関係性」
前回、天地人は同等に重要だと申し上げましたが、孟子は何よりもヒトという経営資源を最重要視し、敬意を表していることも事実です。つまりビジネスマンであれば、「人無くして会社無し」と言っても過言ではなく、特に企業トップと社員との良好な関係性の実現は一番の肝です。
そうであるためには、まず企業トップに深い専門知識が無ければ話になりません。そして部下の心を掴むような信義に厚い人間であるべきです。それが人徳につながるものであり、誰言うともなく「うちの社長は立派な人格者だ」と評価されるのです。
さらに企業トップは、社員のモチベーションの低下を回避することに注力してください。職種が合わない、給料に不満がある、役職に不満がある等々、話し合うことではじめて明らかになるものです。
そのためには、企業トップは社員が話しやすい空気をいつも作り、自分の方から話しかけましょう。特に社員のパーソナルデータを頭に叩き込んでおき、「あなたのことをこれほどまでに思っている」という態度を示しておくのです。
その人の大切な人の名前とパーソナルデータも必ず覚えましょう。つまり、その人の大切にしているものを尊重するという姿勢が大きな信頼につながるからです。「(息子さんの)孝君、こんど高校受験だね。志望校合格を祈願しています。がんばって!」などをちょっとした会話の中に挟みこんでください。必ず良好な関係が維持できます。
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