森羅万象から学ぶ人生羅針盤「組織に魂を吹き込む」
2024.12.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「組織に魂を吹き込む」
いくら素晴らしい組織体制を構築したとしても、適材適所がなされていなければ、「仏作って魂入れず」になります。つまり組織に見合った人事が重要なのです。
そのためには、昇進や異動が必要になる場合がありますが、ここでやっかいなのが、社員同士の妬(ねた)みや僻(ひが)みです。
自分よりも能力が低いと思っている社員が先に昇進したり、自分が狙っていたポストに別の人間が配置されたりすると、露骨に不満を表す社員がいます。
しかし、適材適所というのは、会社にとって都合よく人事配置しているだけではないのです。その社員を最も力を発揮できるポジションに置くことで、組織の活性化と同時に社員の成長が図れるところに真意があります。
それを公平な基準で評価してこそ、適材適所も確実に成果があがります。不平不満を言っていた社員も、そうした結果を目の当たりにすれば、企業トップが行った適材適所に魂が吹き込まれていることを認めざるを得ないでしょう。
不平不満を言う社員は、理念先行型が多いのです。実証実験する前に議論をやたらしたがるのですが、そういう社員に「ならば君の言うとおりに組織も変え、人事も整備したから、思う存分やってみなさい」というと、何もできないだけでなく、何かに責任を擦り付けるだけなのです。
そう言う社員にはそれなりのポストを与え、参考意見を聞くだけで十分です。そして真の適材適所こそ組織に魂を吹き込むことだけは忘れないでください。
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