森羅万象から学ぶ人生羅針盤【自然と「親の顔」になっている】
2025.03.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤【自然と「親の顔」になっている】
私の友人は自慢げに「男女に限らず年配の人を、独身者、子供のいない夫婦、子供のいる夫婦の3つに見分けられる」と言っています。その根拠は「フワフワしているかいないかで分かる」というのです。
確かにそうかもしれません。まず独身者は、年老いた親の介護は別として、ずっと自分のことだけを考えていればいいので、お気楽に日常を過ごせ、それがどうしても顔やしぐさに表れるようです。
子供のいない夫婦でも、特に「DINKs(ディンクス)=Double Income No Kids」のような人は、共働きであえて子どもを持たない夫婦であるため生活に余裕があり、経済的な苦労みたいなものが表に出てこないのです。
そして一番多い子供のいる夫婦の最大の特徴は、ずばり老けていることだそうです。自分たちのことよりも子供を優先的に考える人生を歩んできた結果、自分1人であれば背負わなくても良い苦労を背負うことで、それが顔に出てしまうわけです。
しかしそんな「親の顔」はとても美しいものです。自分を犠牲にして次代の宝を育て上げた苦労が、肌の弛み、皺の1本1本に表れ、勲章と呼ぶにふさわしい美しい造作になっているのです。
親になるのは大変です。いくら自分の理想とする幸せを子供に願っても、当の子供は決してその通りには育ってくれないものです。それでも親であることは誇らしく、自然と「親の顔」になっていることを嬉しく思うものです。
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