森羅万象から学ぶ人生羅針盤「反省は道徳の基本」
2025.05.19
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「反省は道徳の基本」
アメリカの哲学者ジョン・デューイは、「道徳的修養に要する努力の大部分は、自分の過去および現在の行為の生んだ不快な結果を認めるのに必要な勇気にある」と述べています。
要するに、真の人格者になりたければ、自分の行ってきた「悪」を素直に認めることからスタートせよという、反省の重要性を説いているのです。
ところが「悪」を認めれば自己否定につながる場合もあり、下手をするとそれを弱みとして握られたら人に何をされるか分からないという恐怖心が働きます。
しかし道徳的修養というのは、不道徳なものを排除することが大前提になります。人を傷つけたり、欲にまみれた嘘をついたり、酒色におぼれたりすることに限らず、実行はしなくとも、不徳なことは思ってもいけないのです。
このように道徳的修養に勤しめば、間違いなく明るい未来が約束されます。しかし、それはいつ訪れるのかは誰にもわかりません。なぜなら明るい未来は、過去、現在の行為の生んだ不快な結果の程度によって、訪れる時期が早くなったり遅くなったりするからです。
だからといって、「遅くなるのなら道徳的修養なんて面倒くさいことは止めて、不道徳なまま生きていこう」と開き直れば、どんどん不道徳な下り坂を転がることになります。
そうなったら人間としてお終いです。ビジネスだけでなく日常生活においても大きな支障をきたすからです。反省は道徳の基本と心得て、今すぐ自分磨きを始めてください。
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