森羅万象から学ぶ人生羅針盤「収入に合った暮らしを心がける」
2025.07.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「収入に合った暮らしを心がける」
イギリスの偉大なる劇作家シェイクスピアは、「金は貸すのも借りるのも罷(まか)りならぬ。貸せば金と友の両方を失い、借りれば倹約の心が鈍る」と述べています。
昨今はサラ金が銀行の子会社になり、法的規制が厳しくなりましたが、コマーシャルが明るいイメージになったため、安直に借金する人が増え多重債務者を生んでいるのです。
借金の理由が、詐欺に遭って連帯保証人になった場合なら同情の余地はありますが、酒色やギャンブルに溺れて作った借金の返済に協力する気にはなりません。
それに個人相手に金の無心をするまでになった人は、金融機関では多重債務者としてブラックリストに載っている可能性が高いはずです。もしお金を貸しても間違いなく返ってきません。赤の他人なら断り文句1つで済みますが、友人からの頼みだと心が揺らぎます。そして結局貸してしまうのでしょう。
しかし金をドブに捨てるつもりで、「この金はくれてやる。しかしもうお前とはこれっきり友達でもなんでもない。二度と顔を見せるな」となり、友達もなくすことになります。
そして借りる側は、安直に借金ができることで味を占め、借主たるべき倹約精神などは吹き飛んでしまいます。
このように、お金の貸し借りというものは、じわじわと人間の心を蝕(むしば)むだけでなく、一瞬にして人間関係を崩壊させてしまうのです。まずは何よりも、自分の収入に合った暮らしを心がけることを肝に銘じておきましょう。
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