森羅万象から学ぶ人生羅針盤「持っている人とは」
2025.07.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「持っている人とは」
よく知られたことわざに「果報は寝て待て」があります。人の力では、どうしようもないことに対して、人事を尽くしてのち、天の運を待つほかないという意味です(話で使えることわざ辞典より抜粋・要約)。
果報とはただの幸運という意味だけでなく、前世での行いの結果として現世で受ける報いという仏語の1つなのです(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
つまり前世で積んだ徳が、現世で花開くと考えればよいのです。そしてその果報に満たされている人を、若い世代の言葉を借りて言うならば「持っている人」となるでしょう。
そもそも華があったり、ここ一番の重要な場面で必ずチャンスを生かせたりなど、やたら注目を集め人望と運に恵まれている人は「持っている人」なのです。
私たちの世代で「持っている人」の代表といえば、ズバリ長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督です。去る6月3日に逝去されましたが享年89歳、つまり「やきゅう歳」で旅立たれ、亡くなる時までも「持っている人」だったわけです。
長嶋茂雄氏の「持っている」エピソードを挙げたらきりがありません。1959年6月25日に後楽園球場で行われた天覧試合(対阪神戦)では、4対4で迎えた9回裏で長嶋氏がサヨナラ本塁打を放つという劇的な試合を行いました。
また、2000年には4年ぶりにリーグ優勝を果たし、日本シリーズは、巨人の黄金時代を築き上げた同士・王貞治監督が率いるダイエーとのON対決を実現し日本一を達成します。2000年という1000年に1度の節目の年に、こうしたことを成し遂げられる「持っている人」なのです。
長嶋茂雄氏は、相当な果報に恵まれた人なのかもしれません。みなさんの周りにも「持っている人」はいませんか? その人は前世で相当な徳を積んでいます。凡人の私たちも今から必死に徳を積んで、来世こそは「持っている人」になりましょう!
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