森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人事考課の要」
2025.07.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人事考課の要」
社員の人事考課については、それぞれの会社の理念や社風に合ったやり方で良いと思います。しかし、同じ経営者仲間と人事考課に話が及んだ際に、やはり評価している点が共通していることに気付かされます。
1つ目は、優れた成果を上げた原因は何かを確認している点です。まぐれ当たりは評価しません。やはりやるべき努力に全力投球して、その結果最高の成果を上げた場合には人事考課も満点になります。
2つ目は、逆に成果を上げられなかった場合、原因は何かを確認している点です。スランプに陥っているのか、悩み事があって仕事に集中できないのか、単なる努力不足なのか、その原因によって評価を変えなければなりません。
3つ目は、適材適所が実施されていたかどうかを再検証することです。仕事はやらせてみなければ向き不向きは分からないといいます。しかし明らかに向いていないことを強要させて成果に結びつかなかった場合は、人事考課にも検討の余地を残しておいてください。
4つ目は、企業トップや上司が、社員がピンチの時に適切な指導や救いの手を差し伸べていたかを問います。それが不十分なまま人事考課をするのは、組織の上層部の怠慢としか言えないでしょう。
人事考課は非常に難しいものです。特に営業のような、成果が数字に直結する部署のほうが、むしろ注意が必要なのです。そのことを強く認識することが人事考課の要(かなめ)であることを忘れないでください。
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