森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真の知識はいくども考え抜いた結果」
2025.08.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真の知識はいくども考え抜いた結果」
ドイツの哲学者ショーペンハウエルの言葉に、「量では断然見劣りしても、いくども考え抜いた知識であればその価値ははるかに高い」があります。
ネットやSNSなどで安直に知り得た知識よりも、1つのテーマを様々な角度から観察し、とことん掘り下げた結果得た知識は、非常に値打ちがあるのです。
ネットやSNSなどで仕入れた知識でも、とことん掘り下げなければ単なる雑学です。クイズ王でも目指すのであればそれでも構いませんが、もし何かの専門家を名乗るのなら、とことん掘り下げた結果得た知識がなければ、専門家の資格は無いと言ってもよいでしょう。
これに関連して、以前私の友人が新卒者の採用面接を担当していた時に、雑学王気取りの学生に会って辟易(へきえき)したということをご案内しています。
履歴書の得意科目欄に堂々と「雑学」と書いてあったため「君は政治経済学部に在籍しているよね。ならば例えば国際政治とか戦後の経済史みたいな科目を書くのが当たり前じゃないかな。それとも君は○○大学の『雑学部』に在籍しているの?」とたしなめたところ、それ以降無口になったそうです。
雑学と蘊蓄ほど、需給バランスが崩れているものはありません。需要(聞きたい人)がほとんどないのに、供給(一方的にペラペラしゃべる人)が過剰になっているからです。
やはり冒頭の言葉通り、真の知識はいくども考え抜いた結果だからこそ値打ちがあることを肝に銘じておきましょう。
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