森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい節約術を身に付ける」
2025.09.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「正しい節約術を身に付ける」
少し前に、勤勉と倹約を比較したとき、倹約のほうが大事であるというお話をさせていただきました。入ってくるお金は一定ではありませんが、出ていくお金は決まっているからです。
これを裏付けるかのように、古代ローマの喜劇作家・詩人プブリリウス・シルスは、「節約ほど確実な利益の泉はない」と言っています。
この感覚は、私にはよくわかります。なぜなら私の実家は、茨城県水戸市のクリーニング店であり、いわゆる日銭(ひぜに)を頂戴して生活してきたからです。クリーニング店に限らず、青果店、鮮魚店、精肉店など、日銭で生活しているみなさんは、節約をモットーにしています。
なぜなら1日に入ってくるお金が決して多くないので節約の習慣が身に付くのです。ましてや、今日はたくさんお客様がいらしたけれども、明日も確実にお客様がいらっしゃる保証はないため、自然と生活の規模が小さくなるのです。
反対にサラリーマンは、毎月の給料日に気が大きくなってしまい、「今日は給料日だから、みんなで旨いものを食べに行こう」などと贅沢をしがちです。そして給料日前になると、ピーピー言って、場合によってはお昼ごはんを抜くような人まで出てくるわけです。
若いうちは、多少見栄もありますので、無計画なお金の使い方もある程度は許されるかもしれません。しかし分別盛りの年代になったときに、正しい節約術が身に付いていないと、後でとんでもないことになると肝に銘じておきましょう。
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