森羅万象から学ぶ人生羅針盤「報告の仕方もそれぞれ」
2025.09.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「報告の仕方もそれぞれ」
この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』では、「報告の際は、結論、説明、補足、総括の順に行い、説明の内容も3つまでにまとめよ」とご案内してきました。
これは間違った行動ではないのですが、報告を受ける側、つまり企業トップや上司のタイプによって、話し方を変えなければならないケースもあるようです。つまり相手の立場に立って、ただ「伝える」のではなく、確実に有効に「伝わる」方法を個別に使用するべきであると思うのです。
例えば日本人に多くいるタイプで、しかも50歳以上の年齢層には、以下の特徴を持つ上司が少なからずいます。
まず1つ目は、メールなどの文章よりも口頭での報告を好むタイプです。これは報告の際に質疑応答し、より深い内容を知りたいという欲求がそうさせるのでしょう。
2つ目は、意外に多いのですが、結論よりもまず経緯を聞きたがる人です。これは日本語の「結論、つまり言いたいことが最後に来る」という構文の特性がそのまま考え方に浸透しているためです。また結論も大事ですが、それに至るプロセスを重視しているタイプとも受け取れます。
3つ目は、人によって報告のペースがまちまちな場合です。毎日報告を要求する企業トップや上司もいれば、「緊急案件以外いちいち報告しないでよい」として、週1回、場合によっては月1回しか報告を受けないタイプもいます。
4つ目は、微に入り細を穿(うが)つどころか、重箱の隅を楊枝でほじくるくらいに細かい内容の報告を要求するタイプもいれば、「要点だけ手短に」というタイプもいます。
このように報告の仕方もそれぞれですが、いずれにしても企業トップや上司のタイプに合わせた報告法を実践してください。そうでなければ「伝えた」つもりでも「伝わっていない」ことになると肝に銘じておきましょう。
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