森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の良いところは他人が決める」
2025.09.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の良いところは他人が決める」
フランスの哲学者パスカルは、「人からよく思われたいのなら、自分の良いところを並べ立てないことだ」と指摘しています。そしてこれには2つの意味があると思います。
1つ目は、自画自賛することに対して他人が嫌悪感を抱くからです。人に嫌われる人の特徴として、自慢話が好きなことです。こちらが聞きたくもないのに一方的にペラペラしゃべれば嫌われるだけです。
2つ目は、自分自身が並べ立てる自分の良いところなどは、第三者からみると長所でも何でもないどころか、「あなたはそんなタイプじゃないよ」と指摘されることが多いのです。
つまりただの勘違いなのです。私が若いころ、周りにいた自意識過剰気味の若い女性が、「私って、みんなからよく変わってるって言われるのよね」と得意気に話している姿をよく目にしました。
しかし、自分のことを話すのが好きなだけで、どんなに冷静に客観的に見ても普通なのです。これは男性にもいました。先輩社員が後輩に向かって同様のことを言っているのですが、後輩は相槌を打つだけです。腹の中では「そんなの誰でも同じですよ」って思われているでしょう。
自分の良いところは、黙って行動している姿を他人が見ていて、その人が正しく評価してくれたものだけを指すのです。
つまり自分の良いところは他人が決めるもので、これを忘れると嘲笑されるどころか、嫌われることを強く認識してください。
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