森羅万象から学ぶ人生羅針盤「生きているから変えられる」
2025.09.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「生きているから変えられる」
江戸幕府末期から明治時代初期に活躍した政治家・勝海舟の言葉に、「大事を為すには、寿命が長くなければいけない」があります。
メジャーリーガーの大谷翔平選手でも、アスリートは一般のビジネスマンがちょうど脂が乗ってきた年齢に現役引退を余儀なくされます。
しかし、勝海舟のような政治家が大事を為すには、老境に入っても現役で活躍しなければ目的達成できないからです
同じような発言は、アメリカ合衆国第37代大統領リチャード・ニクソン氏も「生きているからこそ変えることが出来るんだ」と言っています。
ニクソン氏の発言の意図は、CIA工作員による盗聴事件として知られる「ウォーターゲート事件」(1972年)に関与したとされ辞任に追い込まれたことに端を発しています。
しかし類まれなる外交能力は、米中関係をより良好なものとし、東ヨーロッパを含む欧州諸国で高い評価を受け、「ウォーターゲート事件」の汚名返上を果たすことが出来たからです。
そしてニクソン氏は、前述の「生きているからこそ変えることが出来るんだ」として、勝海舟同様に長生きの必要性を強く説いたのです。
もちろんボケーと生きているだけではダメです。健康に長生きしながら、マラソンの給水所を通過するときの記録のように、その時点での成果を徐々に積み重ね、最終的にトップでゴールインすればよいのです。
まさに、「寿命が長くなければいけない」は、「終わり良ければ総て良し」そのものであることを改めて肝に銘じておきましょう。
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