森羅万象から学ぶ人生羅針盤「働くと同時に自分磨きをする」
2025.09.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「働くと同時に自分磨きをする」
イギリスの歴史家トーマス・カーライルは、「人は働くために創造せられた。瞑想し感じまたは夢見るためではない」と述べています。私はこの言葉は、半分当たっているけれども、半分は言葉足らずだと思います。
まず前半の「人は働くために創造せられた」は正しいと思います。これは資本家が労働者をこき使うための洗脳の言葉として捉えないでください。以前にもご案内した通り、働くとは「端(はた)を楽(らく)にさせる」、つまり他人だけでなく世の中全体のために従事することなのです。
例えば私の会社・躍進では、住宅点検を行い、防水、木材保存(防蟻)、塗装などの工事を請け負っておりますが、もし誰一人も防水、木材保存(防蟻)、塗装工事を手掛けなければ、日本中の家屋はボロボロになるでしょう。
さらに重要なのが第一次産業に従事する人です。現在でもまだコメ不足が解消されていませんが、食料生産に従事する人がいなくなれば、人類は1週間で絶滅するでしょう。同じことは医療従事者にも言えます。
しかし後半の「瞑想し感じまたは夢見るためではない」は、「瞑想し感じまたは夢見るためだけではダメだ」にするべきです。なぜなら瞑想し感じ夢見ることは人生にとって重要なことだからです。ただそれだけではダメなのです。
人間は働くと同時に、実践を通して自分磨きをしなければなりません。それには、瞑想し感じ夢見ることが大きな役割を果たします。ただ働くこととの優先順位が上にあることを強く認識してください。
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