【心は、なお健やかに】
2025.09.26
【心は、なお健やかに】
2012年11月28日。 脳出血で救急搬送され、生死の境をさまよった日。
命は取り留めたものの、左半身は動かなくなり、 重度の後遺症とともに、障害者としての人生が始まった。
それでも私は、心の健常者だ。 いや、むしろあの日を境に、心は日に日に強く、豊かになっている。
動かない身体に向き合う日々は、決して楽ではない。 けれど、動かせる「心」がある。
感謝する力、祈る力、希望を見つける力。 それらは、病に奪われることはなかった。 むしろ、深く根を張り、静かに育っていった。
失われる前に気づくことの大切さ。 それを、私は身をもって知った。
だからこそ、今あるものに目を向ける。 家族の温もり、仲間の支え、自然の息吹。 それらは、心を健やかに保つ栄養だ。
障害者として生きることは、 「できないこと」に囲まれることではなく、 「できること」を見つけ続ける旅だ。
そして私は、今日も健常者として生きている。 心の健常者として。
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