森羅万象から学ぶ人生羅針盤「恥の文化」で生きる強さ
2025.12.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「恥の文化」で生きる強さ
ある日本在住の外国人の日本評ですが、「道路は清潔で治安も良く、日本人は礼儀正しく、食べ物も美味しい。まるで楽園だ」とべた褒めしてくれます。
しかしその一方で、「外国人には理解できないほど一生懸命に働いているはずなのに、お金に余裕のある人はほとんどいない。仕事のクオリティが高いのも責任感からくる行動ではなく、ミスに対して叱責されることを恐れる日本人独特の同調圧力によるもので、実際は言いたいことが言えないだけなのではないか」としています。
確かにこの指摘はある意味において当たっているかもしれません。しかし、「では日本を出て移住したい国はあるか?」という質問には、「それでも日本に住みたい」という答えが多いのも事実です。
外国には外国の良さもありますが、外国人の目には働きすぎと見える姿も、他人の目を気にする「恥の文化」、つまり「世間様に対して申し訳ない」という気持ちであり、それが仕事のクオリティの高さや礼儀正しさ、生きる強さにつながることを知るのです。
ところが、日本人でありながら外国の味方する人は口を揃えて、この日本の良さをまるで存在していないもののように無視し、同時に「日本人ファースト」という言葉を非難します。
しかし意外なことに、外国人の多くが「(日本国内において)日本人ファースト、つまり自国民ファーストは当たり前」と評価してくれます。つまり日本人の中に日本人を貶(おとし)めている人がいるということです。
日本人には「恥の文化」で生きる強さがあります。そうしたお国柄を誇りに思い、それを壊そうとする人たちに対して見る目を変えるべきでしょう。
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