森羅万象から学ぶ人生羅針盤「障害がもたらしてくれたギフト」
2025.12.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「障害がもたらしてくれたギフト」
アメリカのパラリンピックスノーボード選手エイミー・パーディ氏は、「義足になったことは、私の障害どころか、むしろ可能性を広げてくれた。私が歩むべき道へと導いたのは、この2本の義足だ。頭を働かせて、誰も思いつかなかった解決策を見つけられたのも、義足だったから」と述べています。
まさに私のためにあるような言葉です。私が2012年11月に脳内出血を起こし、左半身に障害が残ってしまいました。その時は悔し涙にくれましたが、気持ちを切り替えて、今まで以上に頭で勝負しようと、私の会社・躍進の関連会社であるヤクシンジャパンにおいて、不動産仲介業に乗り出しました。
これは頭のトレーニングにもなり、何よりもそれまでとは違った人たちとのお付き合いが始まったことで、冒頭の言葉のように可能性が広がったのです。さらに開発業務にも着手しております。
もし私が障害者になっていなければ、これほどまでに不動産仲介業に力を入れていたかといえば、ちょっと疑問が残ります。おそらくは自ら手掛けることなく、人任せにしていた可能性が高かったでしょう。
しかし障害者になったことで、不動産仲介業に対する関心がより強くなり、自らの手で実際の取引に携わってみると、これが結構面白いものなのです。物件によっては取引金額が大きくなるので、その分の手数料も当然ながら大きくなります。
これは、住宅点検業務や防水、木材保存(防蟻)、塗装などを手掛ける、これまでの躍進の仕事とはまったく違う手応えを感じています。まさに禍を転じて福と為すではありませんが、障害がもたらしてくれたギフトだと思い日々邁進しています。
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