森羅万象から学ぶ人生羅針盤「憧れの人とは」

2025.12.24

　「こんなビジネスマンになりたいなあ」と思える上司や先輩に出会う機会はあると思いますが、そんな憧れの人には共通点があります。

　まず、どんな時でも冷静です。会社の屋台骨を揺るがすような大事件に遭遇しても淡々と処理に当たります。決して大声を出したり、不満を口にしたりすることはありません。

　そして自分に「デッドライン」を設けています。普段はおとなしくとも、この一線を越えたら絶対に許さないという確固たる姿勢を周囲に見せることで一目置かれるのです。

　さらにいつの間にか敵を味方にしてしまう人徳があります。それは相手の意見をよく聞き、取り入れるべき点は取り入れ、「もしよろしければ一緒に考えましょう」と声かけし、知らぬ間に味方にしてしまう深い人間性を持っています。そしてお互いの欠点を補える仲になっているのです。

　また、発明王エジソンの言葉通り、「失敗はうまくいかなかった方法が分かっただけ」として、文字通り失敗は成功の母を実現できる人です。とことん失敗の原因を探り、方法を改めれば必ず成功に導くことができます。

　最後に、自分のペースを崩すことなく、実績だけを積み上げることができます。これを半年、1年、3年……と続ければ、他の人間よりも格段の差になるのです。軸足をブレさずに実力を証明するわけです。

　特に最後の、自分のペースを崩すことなく、実績だけを積み上げることは、今すぐマネできるでしょう。こうした継続は自然と人間の器を大きくし、いつの間にか自分自身が他の誰かの憧れになっていることを忘れないでください。