森羅万象から学ぶ人生羅針盤「木を見て森を見ずにならない」
2025.12.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「木を見て森を見ずにならない」
少し前に、「『今』を生きる力―誠実と感謝で歩む日々」と題した投稿で、「着眼大局、着手小局」の姿勢について改めてご案内しました。
大きな志を抱きながらも、目の前の課題を一つひとつ丁寧に、確実にやり切ることが主たる意味であり、例えば森全体を見渡す視野と、一本の木の葉の色づきに気づく繊細さの両方を持ち合わせることで、これこそが真の成長があると信じています。
しかしこれに関連して、「木を見て森を見ず」という言葉があります。これは、物事の細かい部分にこだわりすぎると本質や全体像を見落としてしまうということです(実用日本語表現辞典より抜粋・要約)
いわゆる着手小局の積み重ねにしかならず、視野狭窄に陥りがちなのです。こうなると物事の優先順位が分からなくなるでしょう。特に緊急案件と重要案件の区別がつかなくなります。
そしてこれはアメリカの経営コンサルタントであるスティーブン・コヴィー氏のベストセラー『7つの習慣』に書かれている「第二領域」を軽視することにつながります。
第二領域は「緊急ではないが重要」なものです。「緊急かつ重要」な第一領域が最優先なのは言うまでもないことですが、第二領域と第三領域(重要ではないが緊急)を比較した場合、迷うことなく第二領域を優先すべきなのです。
重要なことはその“裾野”が広いため、もしトラブルに見舞われれば一刻も早く手を打たないと、被害が加速度的に広がり、場合によっては取り返しのつかないことになるからです。
同時に、緊急なことに当たる場合は、対応するスピードを1.5倍から2倍にすればよいだけです。そしてどんな時でも「着眼大局、着手小局」の姿勢を貫き、決して「木を見て森を見ず」にはならないでください。
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