【一日一生】——命の締め切りを超えて、今を生きる
2025.12.28
【一日一生】——命の締め切りを超えて、今を生きる
2012年11月28日。
この日は、私にとって“死との境界線”でした。
脳内出血で倒れ、緊急搬送。医師の言葉も届かぬまま、意識の奥底でただ一つ、「まだ終われない」という想いだけが、私をこの世に引き戻してくれました。
目覚めたとき、左半身は動かなくなっていました。
重度の障害者となった現実は、確かに大きな喪失でした。
けれど、そこからの14年——私は、むしろ多くのものを“得た”と感じています。
【得たもの】——失って、見えた光
境涯革命:命の重みを知り、日々を“最高の日”として生きる覚悟が生まれた。
謙虚さ:できないことがあるからこそ、人の支えに感謝できるようになった。
思いやり:自分の痛みが、他者の痛みに寄り添う力になった。
受容の心:意見を受け入れ、違いを尊重する柔らかさが育った。
【朝の祈り】——命のリズムを整える時間
今では、朝3時半〜4時半に起床し、法華経の方便品・自我偈の勤行と唱題を実践。
その中で、今日一日をどう生きるか、社員への励ましの言葉をどう届けるか、心を整え、誓願を立てます。
社員たちが早朝4時半に現場へ向かう姿に背中を押され、私の朝も自然と早くなりました。
「有難いことです」——この言葉が、今の私の原点です。
【一日一生】——今日が人生で一番最高の日
「今日が人生で一番最高の日だった」と言えるように、
わくわくと、楽しく、悔いなくやり切る。
それが、私のモットーです。
病を経て、私は“生まれ変わった”。
そして今、命の締め切りを意識しながら、
一日一日を、まるで一つの人生のように生きています。
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