命の泉を歩く 〜63歳、歩行訓練365日の記録〜
2025.12.29
命の泉を歩く 〜63歳、歩行訓練365日の記録〜
2025年12月29日。
今日、僕は一つの節目を迎えました。
週3日、1.5kmの歩行訓練を1年間続け、ついに最終日を迎えたのです。
半身不随という現実の中で、歩くことは「当たり前」ではありません。
一歩を踏み出すことが、どれほどの覚悟と努力を要するか。
それを知っているからこそ、この歩行訓練は、僕にとって命の源であり、いのちの泉そのものでした。
■ 継続の力は、静かに人生を変える
週3日、1.5km。
1年で156日、合計234km。
東京から名古屋まで歩けるほどの距離を、僕は自分の足で歩きました。
一歩一歩は小さくても、積み重ねれば大きな道になる。
継続とは、静かに、しかし確かに、人生を変えていく力。
年齢を重ねても、身体に制限があっても、「今日も歩く」と決める心が、未来をつくっていくのだと実感しています。
■ いのちの泉は、日常の中に湧いている
歩くたびに感じる風の匂い、季節の移ろい、足裏から伝わる大地のぬくもり。
それらすべてが、僕の「いのちの泉」を潤してくれました。
この泉は、どこか遠くにあるものではなく、自分の内にあるもの。
日々の祈り、家族との時間、自然とのふれあい、そして歩くこと。
そのすべてが、泉に水を注ぎ、命を育んでくれるのです。
■ 富士を仰ぎ、心を整える
歩行訓練の道すがら、ふと顔を上げると、遠くに富士山が見える日があります。
田畑の広がる道、電柱が並ぶ生活の風景、その向こうにそびえる雪化粧の富士。
その姿は、まるで静かに見守ってくれているようで、僕の心を整えてくれます。
「日々の一歩の先に、富士がある。」
さいたまの道から見上げた、冬の富士山。
歩くたびに、心の中にも静かな光が差し込む。
■ これからも、命の泉を守りながら
僕は今、63歳。
でも、まだまだ歩き続けたい。
10年後も、20年後も、この泉を枯らさぬように。
静かに、しなやかに、そして力強く。
歩くことは、僕にとって生きること。
これからも、命の泉を守りながら、今日という一歩を大切にしていきます。
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