森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「経験知」でなければならない】
2025.12.30
森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「経験知」でなければならない】
少し前に、番外投稿として、経験値の「値」は「知」であって、「経験知」でなければならないことをお話ししました。これについてもう少しお話しさせてください。
知識は知恵の元になりますが、「値」はただの回数に過ぎないからです。それだから同じレベルのことを繰り返しても、「経験値」は成立してしまいます。しかしそれでは何の意味もありません。経験は学んで知識を蓄えてこそ、一時的な意味の体験とは違うと言えるからです。
しかし、世の中にはお年寄りになるまで、のほほんと過ごし、その年齢の方であれば、当然ながら知っていて当たり前のことすら知らないまま今日に至る人は、石を投げれば当たるほどいらっしゃいます。
それは本人の姿勢が原因しているにほかなりません。チャレンジ精神が欠如していれば、もっと高いレベルに挑戦しようという気持ちが湧いてきません。そうなれば、同じ位置でいつまでも足踏みし、新しい知識の吸収も止めてしまうことになります。
しかし、少しでもステージアップしたいという意識があれば、当然ながら“階段”を上るので、レベルの高い経験をするごとに、「経験知」が積みあがっていくのです。
私の友人は口が悪いため、「世の中には、下手な重箱みたいに六十(重)だの七十(重)などと歳ばかり重ねているだけの人がいるけれど、重箱の蓋を開けたら空っぽだなんて人がたくさんいるからねぇ~」と皮肉を言っています。
しかし友人が指摘するような人になりたくなければ、大いなるチャレンジ精神をもって、経験値の本当の意味は「経験知」でなければならないことを肝に銘じておきましょう。
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