森羅万象から学ぶ人生羅針「将来を骨太で厚みのあるものにする」
2023.10.26
森羅万象から学ぶ人生羅針「将来を骨太で厚みのあるものにする」
ある往年の大物漫才師は、「10代は遊んでおけ。20代は友達をつくれ。30代になったら勉強しろ」と述べていました。
これはアスリートなどがよく言われる「10代はわき目も振らずに努力しろ。そうすることで自分が鍛え上げられ成長し、20代以降はその“利子”で活躍できる」という言葉に相反するように思えてしまいます。
しかし私は、人生のスパンを長く捉えた場合、その年代でどこに重点を置くかが違うだけの話に思えます。親の世話になっている10代でなければ遊び惚けている時間はないでしょう。しかし、遊ぶことで人の気持ちがわかり、そんな遊びもいずれ飽きてくるものです。
多くの人は20代で社会人としての基礎を身につけますが、その時、仕事に限らずどのようなきっかけでも構わないので、刎頚(ふんけい)の友と出会えれば、それは一生の財産になります。
そして30代になったら勉強するのです。もちろんこれは、小学生が覚えなければならない漢字や四則計算を、30歳を過ぎてから始めるわけではありません。10代、20代でも、ただ遊んでいた、友達を作っていたわけではなく、それなりに勉強しています。しかし不十分なままなのです。
そのため、それまでに身につけた知識や経験の穴や隙間を埋めるために、座学を含め、より深い専門知識を身につける本格的な勉強を始めるのです。それに遊ぶこと、友達をつくることから得られる学びも大きく、いわゆる“世間知らず”にはならないようです。
繰り返しになりますが、人生のスパンを長く捉えた場合、その年代でどこに重点を置くかを冷静に考え、自分の将来を骨太で厚みのあるものにしてください。
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