森羅万象から学ぶ人生羅針盤「まぐれは1回だけの偶然」
2024.09.20
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「まぐれは1回だけの偶然」
中国の古典『韓非子』に「守株(しゅしゅ)」という言葉があります。この元になった故事は、野ウサギが切り株に走ってぶつかり死んでしまい、それを手に入れたことに由来します。
その男は、その切り株のそばに隠れていれば、また野ウサギが衝突して獲物を手に入れることができると本気で信じ、ずっと待機していたのです。しかし2匹目の野ウサギが現れることなく、男は周囲の笑いものになったのです。
このように、野ウサギが切り株に衝突して死ぬなどというまぐれは1回だけの偶然に過ぎません。分かりそうなものですが、意外にこういう人が多いのです。その典型例がギャンブル依存症の方です。
そうなってしまう一番多いパターンは、ビギナーズラックが忘れられず、2匹目のドジョウは絶対にいると信じて疑わないことです。こうなってしまう人は、自分が負けた時の記憶が無くなっているか、言い訳じみた“負けの自慢話”にすり替えているのです。
私の友人は競馬やパチンコに手を出しても、負けが込んできた段階であっさり手を引きました。彼は良い意味で傲慢なため、「私がわざわざパチンコ(及び競馬)をやってあげているのに、なぜ勝たせないんだ!」という、わがままを通り越した、ちょっと訳の分からない性格が幸いしたのです(笑)。
冒頭の守株などというものは、Time is Life、時間は命を消費している観点から見れば、最もしてはならない命の無駄遣いです。繰り返しになりますが、まぐれは1回だけの偶然であることを肝に銘じ、合理的な考えや手法を身に付けるように努力してください。
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