森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「人生は円である」――巡りながら、人は高みへ昇る
2026.08.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「人生は円である」――巡りながら、人は高みへ昇る
日本のホームラン王・王貞治氏は、「人生は円である」と語っています。
朝が来て、昼となり、夜を迎え、また新しい朝が来る。春夏秋冬もまた、巡り巡って一年という円を描きます。森羅万象を見渡せば、この世のあらゆるものは「循環」の中に生きていることに気づきます。
人間も同じです。好調なときもあれば、不調なときもある。順風満帆の日もあれば、何をやってもうまくいかない日もある。しかし、どちらも永遠には続きません。
王氏は現役時代、バッティングの極意を掴んだと思えば、また逃げていく、その繰り返しだったと語っています。
私はここに、人生の深い真理を見るのです。
人生の円は、ただ同じ場所をぐるぐる回る円ではありません。挑戦し、失敗し、学び、省察し、また挑戦する。その一周一周を本気で生き抜けば、円はやがて「螺旋」となり、少しずつ上へ昇っていくのです。
まさに「彰往考来」。過去を振り返り、今日を磨き、未来を拓く。その積み重ねが人間を成長させ、人生の境涯を高めていくのでしょう。
「禍福は糾える縄の如し」「人間万事塞翁が馬」と言われるように、幸も不幸も、成功も失敗も、長い人生から見ればすべてが巡りの途中です。
だから、好調なときほど感謝を忘れず、不調なときほど腐らない。
大切なのは、円のどこにいるかではなく、その場所で何を学び、次の一周をどう生きるかです。
森羅万象すべてが師であり、順境も逆境も人生を磨く教材です。
今日という一日もまた、人生という大きな円のかけがえのない一点。
一日一生――。
昨日より今日、今日より明日へ。
同じ円を回るのではなく、一周ごとに自分を磨き、螺旋を描きながら高みへ昇っていく。
人生は円である。
そして、その円を「成長の螺旋」に変えるのは、自分自身なのです。
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