森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常に全力で立ち向かう」
2021.05.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常に全力で立ち向かう」
よく知られたことわざに「能ある鷹は爪を隠す」があります。
才能や実力のある者は、軽々しくそれを見せつけるようなことはしないという例え(故事ことわざ辞典より)ですが、世の中には、この言葉を誤解している人がいます。
いざというときに、その役割を発揮するために、エネルギーを蓄えておくという意味に使うのが正しく、実力があるにもかかわらず、それを出し惜しみしているという意味ではないのです。
爪の出し方は、ビジネスにおける評価にもつながるものです。
100の実力があっても、あえて爪を隠してしまい、70の成果しか出さない人よりも、70しか実力がなくても、その70のポテンシャルを全開にして、70の成果を出す人の方が、同じ成果でも、はるかに高く評価されるのです。
すべての実力を発揮しないでいる人には、決して高い評価が与えられることはありません。それは、周囲の期待を裏切っていることに対するペナルティと捉えてもいいでしょう。
何事においても、常に全力で立ち向かう姿勢を崩さないことです。
それには、明確な目的意識を持ち、自分に対して与えられた役割に、極めて大きな価値があるものだと認識することです。そうすることで、ストレスも感じなくなるのです。
言うまでもなく、いくら鋭い爪であっても、成果に結びつかなければ、まったく意味はありません。価値ある爪にするには、どんなときでも全力で臨み、そのポテンシャルを最大限に生かし、成果に結びつける以外にないのです。
爪を出すときは思う存分出すのです。100の力を100の成果に結び付けてこそ、普段は見せない伝家の宝刀のような爪に、真の価値が見出せるのです。
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