森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本気度を伝えアイデアを実行する」
2022.10.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「本気度を伝えアイデアを実行する」
ソニーの創業者の一人盛田昭夫氏は、「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない」と述べています。確かに、ユニークな発想を持っている人は多く、そのアイデアに感心させられることは多いのですが、大抵の場合、アイデア止まりで終わっているようです。
アイデアを実行実現するためには、まず、予算を確保します。その額はどれくらいで、原資は社内の自己資金なのか借入金によるものなのかを明確にします。当然、掛けた予算をどの程度の期間で回収できるかもはっきりさせましょう。
次に、人員の確保です。アイデアを実行するには、それなりのチームで動くことが要求されますが、そのスタッフを的確に動かすには、インセンティブを明確にすることです。アイデアの発案者だけでなく、すべての関係者に報酬や名誉を的確に与えるのです。
さらに、アイデアが成功する根拠を明らかにします。それは、アイデアを出した人が、それまでに数々のアイデアを実行してきた実績を踏まえて、組織の内外に信用を確保するのです。
最後に、失敗を恐れないことです。仮に失敗しても被害を最小限に留めるには、確かな知識とデータに基づく分析に加え、抜群のコミュニケーション能力と、責任をとる覚悟が必要不可欠です。これを明確にすることで、その本気度が周囲に伝わり、アイデアが実行できることを肝に銘じておきましょう。
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