森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真の大物の自虐ネタ」
2026.03.29
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真の大物の自虐ネタ」
田中角栄元総理や本田技研工業株式会社創業者・本田宗一郎氏クラスの真の大物になると一切自慢話はしないものです。なぜなら誰しもがその偉大さを知っているので、逆にいわゆる自虐ネタを披露してくれる余裕があるのです。
例えば田中角栄元総理は、石破茂前総理の結婚披露宴でのスピーチで、「石破君の奥様は丸紅で働いていた。丸紅は良い会社だ。私のことがなければもっと良い会社だ」と述べました。ロッキード事件に絡めての自虐ネタを披露し、宴席をワッと盛り上げたのです。
また本田宗一郎も絶妙の自虐ネタを披露しています。講演で開口一番「私は王様のいない将棋がしたい」というものだから会場は大笑いです。王様を取るゲームで王様がいなければ絶対に負けませんからね(笑)。
そんな本田氏は、「新手一生」という棋風で人気を博した将棋棋士・升田幸三氏(実力制第4代名人)に、アマチュア棋士として師事していました。しかしそれほど優秀ではなかったようです。
それでも師匠の升田名人から、「お前はなかなか面白い指し筋をする」と褒められ、「よし!お前に3段(の称号)をやろう!」と言ってくれたのです。本田氏は師匠の意外な言葉に思わず「本当ですか!ありがとうございます!」と嬉々としながらお礼を述べました。
しかし升田名人は、「但し、1つだけ条件がある」と言うので「なんでしょうか?」と尋ねたら、「誰とも(将棋を)指さないでね」と言われたのです。要するに、“なんちゃって3段”がバレるからです(笑)。
超大物であるからこそ、自虐ネタがより一層面白く聞こえるのですね。こんな自虐ネタの1つもさらりと披露できるようになってこそ大物の証と言えるでしょう。
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