森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真実の言葉は永遠に語り継がれる」
2022.05.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「真実の言葉は永遠に語り継がれる」
以前、古典の名著やことわざ、格言が、現代でも残っているのは、指し示す内容が真実であり、その値打ちが今も認められているからとご案内しました。長い年月の実証実験を経て、その有効性が証明されたから現存しており、現実と違うものは、時間とともに消え去っているのです。
では、生き残る言葉とはどのようなものでしょうか。
まず、分かりやすいことであると思います。いくら良い話でも、一部の人にしか理解できない難しい言葉で語られていては、広く伝わることはありません。また、仮に難解な内容でも、学者や僧侶をはじめ、そうした難しい点を分かりやすく翻訳して伝え広める役割を果たした知識人の活躍があったことも見逃せないでしょう。
次に、客観性です。客観性があるからこそ「確かにそのとおりである」という共感を得ることができるのです。一部の人間の利益を代弁した主観的な意見は、前述の通り時間と共に消え去っているのです。
また、広い範囲を満遍なくカバーしている点も挙げられます。物事は決して一面的ではありません。「人を見たら泥棒と思え」という言葉もあれば「渡る世間に鬼はない」という言葉もあります。それはどちらも真実であり、TPOによって変化する事情に対応しているから、どちらも受け入れられているのです。
モンゴルの格言に「百年以上生きる人はいない。しかし、ゆうに一千年の年を経た言葉はある」があります。まさに物事の本質を突いた真実の言葉は、どんなに時代が変わろうとも、永遠に語り継がれていくことを忘れないでください
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