森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分ができることに全力投球」
2025.06.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分ができることに全力投球」
イギリスの社会人類学者ジェームズ・ジョージ・フレイザーは、「世界は偉人達の水準で生きることはできない」と述べています。当たり前の話であり、この世の多くは凡人であり、その凡人にできないことを実現するから偉人と呼ばれるのです。
しかしビジネスシーンでは、しばしばこの言葉を履き違えて使い、チームワークを乱す原因となっているようです。
いわゆるトップランナー基準を全員に強要し、「(一番優秀な)○○くんができているのだから、他のみんなもできて当たり前だろ!」と平気で言う企業トップや上司の存在です。
ここで大事なのが、凡人の方が圧倒的に多いという事実です。しかし、そんな凡人がこの世の中を支えているということも忘れてはいけません。
要は役割が違うのです。偉人は言うまでもなく、誰にも達成できないことを成し遂げるのです。しかし凡人は、自分ができることに全力投球することが、この世での役目であると思って間違いないでしょう。
それに偉人だって、最初は凡人だったかもしれず、努力や何かのきっかけで才能を発揮して偉人と呼ばれる存在になったのかもしれません。
また逆に、以前ご案内した、「十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人」という言葉があるように、幼少期は抜群に優れていても、成長とともに凡人になってしまう人がほとんどであるのが現実です。
しかし、昔から凡人であったか、優秀であったかなど考える必要はありません。前述の通り、自分にできることに全力投球すれば、場合によっては世の中のために、偉人以上の役割を果たすことを忘れないでください。
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