森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「若気の至りを大歓迎」
2026.09.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「若気の至りを大歓迎」
本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏は、「大いなる若気の至りが、個性を育てる」と述べています。
私は、この「若気の至り」という言葉が好きです。
もちろん、無責任な行動や人に迷惑をかけることを肯定するのではありません。ここでいう若気の至りとは、常識に縛られず、「自分ならできる」「どうしてもやってみたい」と信じ込み、夢中になって突っ走る若さのエネルギーです。
そもそも世の中を変えてきた人たちは、最初から周囲に理解されていたわけではありません。「そんなことは無理だ」「前例がない」「常識外れだ」と言われながら、それでも自分の可能性を信じ、挑戦を続けてきました。
思い込みも、貫き通せば志になる。
志に行動が伴えば、やがて実力になる。
その積み重ねが、その人にしかない個性を育てていくのです。
だから私は、若い人の少々尖った発想や、突拍子もない挑戦を、最初から大人の物差しで測りたくありません。
「昔はこうだった」
「普通はこうする」
「そんなことをしても無駄だ」
経験を積んだ者ほど、こうした言葉で若い芽を摘んでしまう危険があります。しかし、昨日までの常識の延長線上だけに、明日の未来があるとは限りません。むしろ私たちが想像もできない発想の中に、次の時代を拓く種が眠っているかもしれないのです。
もちろん、失敗もするでしょう。転ぶことも、遠回りすることもあるでしょう。しかし、自分で考え、自分で決め、自分で転んだからこそ身につく知恵があります。それこそが、人を本物へ育てる年輪になるのです。
そして先を歩いてきた者の役割は、若者を自分の型にはめることではありません。
見守る。
任せる。
必要な時には手を差し伸べる。
そして、ここぞという時には背中を押す。
自分もまた、誰かに見守られ、育ててもらったはずだからです。
若気の至り、大歓迎です!
私たちの常識など、思い切って飛び越えてほしい。
昨日の自分を一ミリ超え、自分にしかない個性を思い切り磨いてほしい。
若者よ、失敗を恐れるな。
異端を恐れるな。
挑戦しないことを恐れよう。
次の時代を創るのは、いつだって「まだ誰もやっていないこと」に本気で挑む人なのです。
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