森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「過去の自分と比べる」
2026.08.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「過去の自分と比べる」
1979年、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、こんな言葉を残しています。
「人間にとって最も悲しいことは、自分はこの世に必要とされていないと思い込むことです。」
私は、この言葉に深くうなずきます。
人は誰でも、この世に生まれてきた意味があります。許しがたい犯罪に手を染めるような生き方でない限り、本来、この世に不要な人など一人もいません。
仕事は、その代表的な営みです。規模の大小ではありません。誰かの困りごとを解決し、誰かの笑顔を支え、社会の役に立つからこそ仕事として成り立っています。
たとえ仕事を退いたとしても同じです。町内会活動でも、地域の見守りでも、ボランティアでも、保護犬や保護猫の活動でも、自分にできることで誰かの力になっている人は、間違いなく社会に必要とされています。
それなのに、自分には価値がないと思い込んでしまう人がいます。
その原因の多くは、他人と自分を比べてしまうことにあります。
しかし、他人は比べる相手ではありません。
生まれ育った環境も、才能も、経験も、使命も違います。一本一本の木が違うように、人にはそれぞれ固有の人生があります。森の木々に優劣がないように、人の価値も比べられるものではありません。
比べるべき相手は、ただ一人。
昨日の自分です。
先月の自分です。
一年前の自分です。
そして十年前の自分です。
少しでも成長したか。少しでも優しくなれたか。少しでも誰かの役に立てたか。
その歩みを積み重ねている人は、確実に人生を前へ進めています。
人生とは、他人との競争ではありません。
過去の自分を少しずつ超え続ける旅です。
「時は命なり」「一日一生」。
今日という一日は、新しい自分を育てるために与えられた、かけがえのない一日です。
他人を見る時間を減らし、自分自身を磨く時間を増やしましょう。
その積み重ねが自信となり、自己肯定感となり、やがて志命を生きる人生へとつながっていくのです。
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