森羅万象から学ぶ人生羅針盤「落とし穴に気を付ける」
2024.02.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「落とし穴に気を付ける」
「元請一本」を模索する第2回は、「落とし穴に気を付ける」です。それには7つの注意点があります。
まず1つ目ですが、自分たちが開発したものを過信しないことです。なぜならあっという間にそれを上回る新商品や新サービスが現れて抜かれてしまいます。自社が考えることは当然ながら他社も考えているからです。
2つ目は、最も利益のあがる部分だけに注力するという「いいとこどり」をしないことです。これは最終的に市場を行き詰まらせ、市場の喪失につながる行為だからです。
3つ目は、商品やサービスの価値は、供給者がつくるものではなくお客様がつくるもので、それが認められて対価を支払われることを忘れないことです。
4つ目は、仮に市場トップの地位を得ても、それは一時的な評価に過ぎないことを十分に心得てください。
5つ目は、多機能が付与された商品やサービスは決して最適化ではないことです。現実には、不必要なものが多くお客様を満足できるとは限らず、投入した経営資源が無駄になることが多いからです。
6つ目は、成功がまぐれであれば、その後に必ず訪れる予期せぬ失敗に対応できるだけの用意をしておきましょう。
7つ目は、構造変化に敏感になりましょう。ワープロが登場した時に、いずれタイプライターが不要になることは火を見るよりも明らかだったはずです。そしてもし、まったく意味のないものと分かった時には、既存の戦略を捨て、まったく新しい新規需要獲得戦略に切り替えるようにしましょう。
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