森羅万象から学ぶ羅針盤「相手の立場に立つ」
2020.11.12
森羅万象から学ぶ羅針盤「相手の立場に立つ」
人は、止むを得ず戦争をすることがあります。
食料や資源、土地の奪い合い、民族や異なる宗教同士のいざこざなどが主な原因とされます。
内戦の場合は、政権に対する強い不満が爆発しておこるのです。
また、一方的な野心から、戦いを始めるケースもあります。
もう十分なのに、所有物をさらに増やそうと、略奪行為に及ぶのです。
人の欲望には際限がなく、何に対しても、永遠に満足できないからです。
当然ながら、略奪されまいとする側との間で、戦争へと発展します。
さらに、世界には独裁国家というものがあり、独善的な指導者の暴走によって、戦争へと突入するケースもあります。
戦争をはじめ、様々な対立をなくすには、まず、相手の立場に立つことです。
常に、自分が逆の立場だったらどうなのかと、考えることができたら、この世に対立は存在しないはずです。
相手の立場に立てば、差別やいじめもなくなるはずです。
差別されたりいじめられたりしたほうの憎しみが膨らめば、対立へとつながるのです。
それでも、日常生活において、ちょっとしたきっかけで、邪心が生まれてしまうものです。
その邪心をもって行動すれば、とんでもない悪影響が出ることだけは忘れてはいけません。
お互いが、相手の立場に立てば、なによりもまず、自分が常に100%正しいなどという不遜な考えは生まれてこないでしょう。
常に、相手を見つめることで、小さな対立すらもなくなり、戦争という不幸と永遠に決別できるのです。
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