森羅万象から学ぶ羅針盤「憎しみを抑える」
2021.01.06
森羅万象から学ぶ羅針盤「憎しみを抑える」
テレビドラマ『月光仮面』の主人公・月光仮面は、「憎むな、殺すな、赦(ゆる)しましょう」という理念を持っていました。
これに関して、ウィキペディア(Wikipedia)を抜粋・要約すれば、「悪人といえども懲らしめるだけで過剰に傷つけることはなく、人命は決して奪わない」「この正義観は、原作者の川内康範氏の実家が日蓮宗の寺だったことが影響しているともいわれている」とされています。
月光仮面の理念同様に、世の中の一番の不幸は、憎しみを持つことです。
なぜなら、憎しみは、新たな不幸を生み出す装置だからです。憎しみの果てには、戦争という最大の不幸が待っているのです。
憎しみが生まれる最大の原因は、相手に対する不理解です。
それは、何らかの被害を受けて、許せないという感情を抱く場合だけでなく、差別や偏見であったり、嫉妬であったり、時には誤解であったりもします。
憎しみを抑えるには、まず、相手の立場に立つことです。それは、憎しみの最大の原因である不理解を解消する第一歩だからです。相手を理解できれば、憎しみを消し去ることができます。
また、人を許すことと同時に、「人間とは、そもそも不完全なものであるから、憎しみ合ってもしょうがない」という気持ちを持つことです。
人を憎むことは、自分の評価を下げることにもつながるのです。
決して、人を憎んで心を満たしたり、何かの原動力にしたりしてはいけないのです。正しく、「罪を憎んで、人を憎まず」と心得て行こう。
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