NO159・森羅万象から学ぶ羅針盤「教育は国家の礎」
2021.01.20
NO159・森羅万象から学ぶ羅針盤「教育は国家の礎」
教育基本法に基づく「教育の目的」(第一条)は、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」というものです。
つまり、人として正しく健康的に生きていくために、必要な資質を養うことなのです。必ずしも、教育=学問、知識の付与ではないのです。
もちろん、学校教育も重要です。
国語は、母国語をもって思考する仕組みの基本であり、あらゆる学ぶ力のベースとなるものです。
算数・数学は、論理的な思考能力を身につけ、科学の基礎を知るために、最も重要なものです。
社会科は、世の中の仕組みを知るうえで、理科は、人間の手で作り上げていないジャンルを理解するうえで、欠かせません。
英語は、異文化を知る基本となるものです。
体育は、健全なる身体を養うために必要不可欠です。
美術・音楽などの芸術は、情操面を豊かにします。
しかし、これら学校教育も、社会教育の下地の上に成り立っているのです。
人間は社会的な生き物である以上、個人と集団との関係を認識しなければ、人間教育は成り立たないのです。つまり、社会教育こそが人間教育の根本なのです。
源氏物語を知らなくても生きていけますが、例えば、きちんとした挨拶ができ、他人に対して感謝の念を持つことができなければ、人としての社会生活は成立しないのです。
社会教育で得られるものこそ、人として正しく健康的に生きていくために必要な資質なのです。
そして、教育の目的は、常に健全なものでなければなりません。
もし、誤った教育が施されれば、悪をより賢くしてしまうのです。様々な偏見を助長してしまうのです。
そして、教育こそ、最も明確にされなければならない国家の礎なのです。
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