森羅万象から学ぶ人生羅針盤「憧れ、共感、成長を確認できる友人」
2021.06.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「憧れ、共感、成長を確認できる友人」
実りある人生のために欠かせないものが、良き友人の存在です。自分に良い影響を与えてくれる友人とのめぐり逢いは、極めて幸せなことですが、そのような友人とは、具体的にどういうタイプの人物なのでしょうか。
これについて、精神科医、精神分析学者のハインツ・コフート氏は、理想になる人、双子のような人、鏡のような人の、3つのタイプを挙げています。
理想になる人とは、こんなふうになりたいと思える憧れの人です。まさに自分が思い描いている姿を具現化した存在で、時には嫉妬を覚えてしまいそうになる、見つめ上げてしまうような友人です。しかし、その人を具体的な目標にして、努力することができるのです。
双子のような人とは、自分と同じような経験をしており、思わず共感できる人です。自分との共通点が多いので、相手の気持ちも素直に認めることができるのです。話をすることで、大いなる安心感も与えてくれます
鏡のような人とは、自分の成長を客観的に確認してくれる人です。自分のことを理解し、変化に気付いてくれ、正しく評価してくれる人です。
世の中には、このすべての要素を一人で兼ね備えている人もいますが、それぞれの要素を一つずつ持っている人なら、周りにいるはずです。
しかし、いくら自分が友人になってほしいと思っても、相手に受け入れられなければ、当然ながら友人関係は成立しません。
それには、常に相手を思いやることです。そうすることで、確実に受け入れられ、憧れ、共感、成長を確認できる友人を得ることができます。
さらに、自分を磨けば、時には、自分自身が相手にとっての、理想、双子、鏡のような友人になり、憧れ、共感、成長を確認するサポートができるのです。
それはまさに、お互いが豊かな人生を送るための理想的な関係なのです。
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