森羅万象から学ぶ人生羅針盤「心を開いて挨拶する」
2021.07.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「心を開いて挨拶する」
元NHKアナウンサーで、『気くばりのすすめ』などのベストセラーでも知られた鈴木健二氏の言葉に、「『挨拶』とは何か。それは『心を開いて相手に迫る』ということである」があります。
鈴木氏によれば、挨拶の挨という字は「開く」、拶は「迫る」という意味があり、文字通り、心の底から相手に接することが挨拶の本質と言えましょう。
以前、アメリカの作家デール・カーネギー氏の言葉である、「人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすいコミュニケーション方法はない」をご案内しました。
挨拶には必ず笑顔を添え、相手の共感を得られるような言葉遣いを実行します。笑顔もなく、一方的な形だけの言葉では、逆に心理的な圧迫を感じさせることもあり、挨拶の効果が半減してしまいます。
そして、心を開くことによって、誠意が相手に伝わるのです。そもそも、なぜ挨拶をするのかといえば、お互いの人間関係を良好にするためです。そのスタートとなるのが挨拶なのですが、心を開かなければ、本音を隠していることが相手にもわかり、挨拶が上辺だけのものになります。
さらに、相手に対する警戒心も解きましょう。警戒しながら行う挨拶は、その言葉に鎧を着せていることになり、コミュニケーションのきっかけにはなりにくいのです。
心を開いて相手に迫る態度は、極めて潔く美しいものです。それは、挨拶の本質を具現化していることになり、より良い人間関係の展開が期待されるのです。ぜひ実践してください。
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